ドラレコの駐車監視でバッテリー上がり?原因・対策・外部バッテリー活用法を徹底解説

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車を停めている間も、愛車を守ってくれるドライブレコーダーの「駐車監視機能」。
しかしこの便利な機能、使い方によっては車のバッテリーが上がってしまう原因になることをご存じですか?とくに長時間の録画や設定ミス、外部電源の未使用は注意が必要です。

本記事では、駐車監視中にバッテリーが上がる理由や、上がりやすい車の特徴、対処法・予防策を徹底解説。さらに、外部バッテリーの活用法やおすすめ設定についてもわかりやすく紹介します。

バッテリー上がりを防ぎながら、安心して駐車監視機能を使うためのポイントが満載です。

目次

ドライブレコーダーの駐車監視でバッテリーは本当に上がる?

車を停めているときも記録できる「駐車監視機能」はとても便利ですが、使い方によってはバッテリーが上がる原因になります。ここでは、駐車監視のしくみや、バッテリー上がりの理由、安全な使用時間についてわかりやすく解説します。

ドラレコの駐車監視機能の仕組みとは?

ドライブレコーダーの「駐車監視機能」は、車のエンジンが止まっている間でも車の周りで起こった出来事を自動で録画する機能です。これにより、当て逃げやイタズラなどの証拠を残すことができます。

主な録画方法は以下の2つです。

  • 常時録画:エンジンを切ったあともずっと録画し続ける

  • 衝撃検知録画:車が揺れたり衝撃を受けたときだけ録画する

この機能を使うと、車のバッテリーから電気を使ってドラレコが動作します。特に常時録画モードは電力を多く消費するため、長時間使い続けるとバッテリーに負担がかかることになります。

なぜ駐車監視中にバッテリーが上がるのか?

バッテリーが上がる一番の原因は、エンジンが動いていない間に電気を使いすぎることです。駐車監視機能をオンにしていると、車のバッテリーを使って録画を続けるため、以下のような条件でバッテリーが上がりやすくなります。

  • 常時録画モードを使っている(電力消費が大きい)

  • 古いバッテリーを使っている(容量が落ちている)

  • 寒い時期(冬)(バッテリー性能が下がりやすい)

  • 数時間以上の長時間駐車

たとえば、容量が小さく古くなったバッテリーを使っていて、常時録画モードで8時間以上駐車していると、翌朝エンジンがかからなくなる…ということもあります。

どれくらいの時間なら安全?放置可能な目安時間を紹介

駐車監視を使用してもバッテリーが上がりにくい時間は、車の状態や録画モードによって異なりますが、おおよその目安は以下の通りです。

録画モード バッテリー容量が十分な場合の安全時間 備考
衝撃検知のみ 約8〜24時間 消費電力が少なく安全性高め
常時録画 約2〜6時間 長時間は危険、バッテリー負担大

また、電圧が11.6Vを下回ると自動的に電源をオフにする電圧カット機能付きドラレコを使えば、ある程度の安全は確保できます。

ただし、あくまで目安であり、バッテリーの状態が悪いと短時間でも上がってしまうことがあるので、定期的な点検や外部バッテリーの活用がおすすめです。

バッテリーが上がりやすい車の特徴と条件

実はすべての車が同じようにバッテリー上がりを起こすわけではありません。車の年式・バッテリーの性能・使用環境によってリスクが大きく変わるのです。

ここでは、特に注意が必要な車や状況について詳しく見ていきましょう。

車種・年式によるバッテリー上がりの傾向

車の種類や年式によって、バッテリーの強さや使われ方が違います。

比較項目 高年式車(新しい車) 低年式車(古い車)
電装品の数 多い(自動ブレーキ、ナビ、電動ドア等) 少ない(構造がシンプル)
待機中の電力消費 多い(セキュリティや通信機能が稼働) 少ないが最低限の電力は消費
バッテリー容量の必要性 高い(電力を多く使うため) 比較的少なくても動作可能
バッテリーの劣化具合 新しいことが多く、蓄電力は良好 古い場合が多く、蓄電力が低下している可能性
駐車監視によるバッテリー上がりリスク 電力消費が多くリスク高め 蓄電力が落ちていてリスク高め

どちらも条件次第でバッテリーが上がりやすくなるため、駐車監視の設定や外部バッテリーの活用が重要です。

また、軽自動車はバッテリー容量が小さい傾向があるため、ドラレコや駐車監視を使うときは注意が必要です。

例:

  • 軽自動車の一般的なバッテリー容量…約28Ah〜34Ah

  • 普通車(ミニバンなど)…約45Ah〜65Ah

バッテリー容量が小さいほど、長時間の駐車監視で上がりやすくなります。

バッテリー容量と寿命による影響

バッテリーの性能は、容量(Ah)と寿命(年数)によって決まります。たとえ容量が大きくても、使用から3年以上経っていると性能が落ちていることが多いです。

バッテリーのチェックポイント

  • 新品なら安心感があるが、2〜3年目から劣化が始まる

  • 電圧が12.4V以下になると、バッテリーが弱っているサイン

  • 補充電をしてもすぐに電圧が下がるなら要交換

寿命を過ぎたバッテリーで駐車監視を使うと、わずか数時間でもバッテリー上がりを起こすリスクがあります。

季節や使用環境(冬場や長期間放置)で注意が必要なケース

冬になると「寒さ」でバッテリーの性能は大きく落ちます。気温が下がることで、化学反応が鈍くなり電気を作りにくくなるからです。

特に注意すべきケース

  • 気温0℃以下になる地域での駐車

  • 数日〜1週間以上の長期放置(帰省・旅行など)

  • 直前の運転が短距離で、充電が不十分だった場合

例:気温が0℃前後で、3年以上経過したバッテリー+ドラレコの常時録画モード → たった3時間の駐車でもエンジンがかからないこともあります。

そのため、寒冷地や長期駐車前には、駐車監視をオフにする・外部バッテリーを使うなどの対策が必要です。

バッテリーが上がったときの対処法まとめ

もし朝、車のエンジンがかからなかったら…それはバッテリーが上がってしまっている可能性があります。でも慌てる必要はありません。

ここでは、自分でできる復旧方法や、助けを呼ぶ手段を紹介します。

ジャンプスターターを使った復旧方法

ジャンプスターターとは、モバイルバッテリーのような形をした「車専用の電源装置」です。バッテリーが上がったときにエンジンをかける力を一時的に供給してくれます。

使い方はとても簡単です

  1. エンジンを切った状態で、車のバッテリーにジャンプスターターの赤(+)黒(-)のクリップを接続

  2. スターター本体の電源をオン

  3. 車のエンジンを始動

  4. エンジンがかかったら、数分アイドリング(充電のため)

  5. クリップを外す(黒 → 赤の順)

ポイント

  • フル充電のジャンプスターターなら数回の始動が可能

  • 手のひらサイズの商品も多く、車に常備しておくと安心

ブースターケーブルで他車から救援を受ける手順

ブースターケーブルとは、2台の車のバッテリーをつなぐための電線です。別の車(助けてくれる側)の力を借りて、エンジンを始動させます。

手順は以下の通り

  1. 救援車と自分の車を近づけて停車(車体が触れない距離)

  2. 両車ともエンジンを切る

  3. ケーブルを接続
     ① 赤 → 自車の+端子
     ② 赤 → 救援車の+端子
     ③ 黒 → 救援車の-端子
     ④ 黒 → 自車の金属部分(アース)

  4. 救援車のエンジンを始動 → 数分後、自車のエンジンを始動

注意点

  • ケーブルの順番を間違えると危険なので慎重に!

  • エンジンがかかったらケーブルを外し、20〜30分アイドリングで充電

JAFやロードサービスを使う場合の流れや費用

自分で対処できないときは、JAF(日本自動車連盟)や保険会社のロードサービスを利用するのが安心です。

JAF利用の流れ

  • スマホや電話でJAFに連絡(0570-00-8139など)

  • 自分の車の場所と症状を伝える

  • 担当スタッフが現場に来て対応(平均30〜60分)

費用の目安

状況 JAF会員 一般利用者
バッテリー上がり対応 無料 約13,000円前後

また、任意保険にロードサービスが含まれている場合は無料で使えることもあります。保険証券を確認しておくと安心です。

バッテリー上がりを防ぐためにできる対策とおすすめ設定

ドライブレコーダーの駐車監視は便利ですが、バッテリー上がりを防ぐためには工夫が必要です。このセクションでは、電圧カット機能の設定・録画モードの選び方・バッテリーを守るおすすめ設定例をわかりやすく解説します。

電圧カット機能の活用方法と設定例

電圧カット機能とは、バッテリーの電圧がある数値を下回ったときに、自動で電源をオフにする機能です。これによって、バッテリーが完全に空になるのを防げます。

よく使われる電圧設定

設定電圧 保護レベル 説明
12.4V バッテリーを多く使えるがリスクも高い
12.0V バランスが良く推奨される設定
11.6V バッテリーは守れるが録画時間は短くなる

推奨設定は12.0V〜11.8V前後です。メーカーや車種によって設定範囲は異なりますが、多くのドラレコや電源ケーブルに搭載されています。

常時録画と衝撃検知(Gセンサー)録画の違いと消費電力比較

駐車監視には2つのモードがあり、それぞれバッテリー消費が違います。

モード 録画の仕組み 消費電力(目安) バッテリーへの影響
常時録画 駐車中ずっと録画 約3〜5W/h 高い(長時間は危険)
衝撃検知録画 車に衝撃があったときだけ録画 約0.1〜0.3W/h 低い(安全性高い)

ポイント

  • 普段の駐車は「衝撃検知モード」で十分

  • 常時録画は短時間駐車(買い物程度)限定がおすすめ

  • 必要がなければナイトビジョンやLED補助機能をオフにすると省エネ

バッテリー保護を考えたおすすめ設定例を解説

バッテリーへの負担を減らしつつ、しっかり録画もしたい…そんなときは以下の設定がバランス良好です。

おすすめ設定例

  • 録画モード:衝撃検知のみ

  • 録画感度:中〜高(誤検知が多ければ調整)

  • 電圧カット:12.0V

  • 録画時間:イベント発生時のみ20〜30秒

  • ナイトビジョン/LED:オフ(夜間以外)

これなら、1晩駐車してもバッテリーへの負担を最小限にしつつ、必要な場面だけ録画が可能です。

駐車監視用外部バッテリー(サブバッテリー)の活用法と選び方

「バッテリー上がりを防ぎながら、しっかり駐車監視をしたい」という方におすすめなのが、外部バッテリー(サブバッテリー)の活用です。ここでは、外部バッテリーの特徴や選び方、モバイルバッテリーとの違いについて解説します。

駐車監視用外部バッテリーとは?使うメリットとデメリット

外部バッテリー(サブバッテリー)は、ドラレコ専用に使う電源機器です。車のメインバッテリーとは別に電力を供給できるため、駐車中に録画しても車のバッテリーに負担をかけません

🔋 メリット

  • バッテリー上がりを防げる

  • 長時間の駐車監視が可能(4〜24時間対応の機種も)

  • 電圧カット機能付きで安心

⚠️ デメリット

  • 機器がやや高価(1万円〜3万円ほど)

  • 取り付けに少し手間がかかる(プロ施工推奨の製品も)

たとえば「iCELL B12A PLUS」のような製品は153Whの大容量で約24時間の駐車監視が可能です。

モバイルバッテリーとの違いは?代用は可能か?

一見似ているモバイルバッテリー駐車監視用バッテリーですが、仕組みも安全性も大きく違います。

比較項目 モバイルバッテリー 駐車監視用バッテリー(サブバッテリー)
用途 スマホ・タブレット充電用 ドラレコなど車載機器用
出力電圧・安定性 不安定(USB規格) 安定して車載機器向けに設計(12Vなど)
安全機能 少ない 過充電・過放電保護、電圧カット機能あり
車載利用の適合性 基本的に非対応 専用設計のため問題なし

結論として、モバイルバッテリーで代用するのは基本NGです。電圧が安定しないと、ドラレコが正常に動作せず故障の原因にもなります。

おすすめの駐車監視用バッテリーと費用・取り付け方法

おすすめの製品と、参考価格・取り付け方法の一覧を以下にまとめました。

製品名 容量(Wh) 録画可能時間(目安) 参考価格(税込) 特徴
iCELL B12A PLUS 153Wh 約20〜24時間 約29,000円 大容量・ドラレコ専用設計
コムテック HDR-OP-13 約76Wh 約10〜12時間 約17,000円 コンパクト・短時間駐車向け
ユピテル OP-VMU01 約150Wh 約20時間 約22,000円 ユピテル製ドラレコと相性◎

🔧 取り付け方法のポイント

  • 基本はシガーソケット接続 or ドラレコ配線との中継接続

  • 車種や製品によってはプロによる取り付け推奨

  • 配線処理が不安ならオートバックスやイエローハットで依頼がおすすめ(取り付け工賃:5,000〜10,000円程度)

駐車監視機能のドラレコを使う時におすすめの商品10選

バッテリーが上がるのが気になるけど駐車監視はしたい!ドラレコは使いたい!という人におすすめの商品を紹介。

ユピテル 全周囲360°ドライブレコーダー marumie(マルミエ) SN-ST7710AI

全周囲360°記録、「あおり運転」「強引な割り込み」「側面の当て逃げ」なども記録。人検知A.I.搭載。車両周辺の人を検知することで徐行時の運転サポートや駐車中のイタズラ監視を行います。駐車監視標準装備、追加オプション不要。自動で駐車監視モードに切替え。

ケンウッド outdoor ドライブレコーダー DRV-CW560-K 360°撮影対応 駐車監視録画対応

業界最高の解像度でクルマの周りの状況を360°高精細に記録が可能
高感度「starvistm」センサーを搭載し、夜間やトンネルなどの暗いシーンも高画質な録画が可能
無線lan機能を搭載、録画映像をスマートフォンで確認が可能

ユピテル(Yupiteru) ドライブレコーダー用オプション マルチバッテリー OP-MB4000

走行時にアクセサリー電源から充電された本機の電源供給により駐車記録をします。輸入車や車両バッテリー上がりのある常時電源接続タイプの駐車記録を避けたい方に最適です。

セイワ(SEIWA) 車内用品 ドライブレコーダーバックアップ電源

7800mAのバッテリーを搭載。エンジンを切ってもバッテリーで動くので、ドラレコの駐車監視、車中泊や災害などで活用できます。

aosu 防犯カメラ 屋外 ソーラー PIR人体検知 自動追尾 360°

防犯カメラはソーラー給電式で、ソーラーパネルの向きを調整できます。太陽光が当たる限り、充電し続けます。5000mAhバッテリー内蔵で、電源接続が不要です。どこにでも設置可能です。コンセントの設置費用や電気代も節約できます。また、充電ケーブルの接触不良による充電できないトラブルも減らせます。

電子サイドミラー ドライブレコーダー 1080p FullHD

2画面ドラレコ+サイドカメラ 両サイドセット
2台のカメラを利用し、車両のサイドの視野を補助できるカメラ+ドラレコのセット。
右左折時の巻き込みの防止や駐車時の周囲の確認に役立ちます。
接近した車や歩行者にアラートでお知らせします。

駐車監視システム搭載ステッカー(S) 2枚組 再帰反射

極めて浅い角度でもフルカラーで広角反射するので夜間も目立つ。

ナポレックス(Napolex) 車用ボルテージメータークロック(電波時計 電圧計一体型) カープラグ給電(12V)

アイドリングストップ車の再始動時に低電圧になる場合でも警報を発生させない誤警報カット機能搭載。
標準時刻電波を受信して自動的に時刻を合せる、時刻合せのいらない電波時計とバッテリーの状態を確認できる電圧計が1つになって見やすくなりました。

ジャンプスターター 21800mAh大容量 3000Aピーク電流

21800mAhの大容量、3000Aのピーク電流で、8L以下ガソリン・6.5L以下のディーゼル12V車両に対応しております、本製品が満タンの場合にはエンジンを40回連続に始動させることができます、エンジンがかからない悩みはこれから心配無用です。車だけではなくオートバイ、モーターボート、軽トラなどにも適用です!

Autowit Super Cap2 ジャンプスターター 12V スーパーコンデンサ搭載

Autowitジャンプスターターにはリチウムイオン電池でなく、スーパーコンデンサを搭載したので、事前充電することが要らなく、車に残された僅かな電力をすぐに集電することで、2から3分間に電力を増幅し、車を起動させることができます。

まとめ:駐車監視機能を安心して使うためのポイント

ドライブレコーダーの駐車監視機能は、防犯やトラブル対策にとても役立つ一方で、使い方を間違えると車のバッテリーが上がってしまうリスクもあることがわかりました。

最後に、バッテリー上がりを防ぎながら駐車監視を安全に使うための大事なポイントを整理しておきましょう。

駐車監視を安全に行うための最低限の準備と注意点

駐車監視を使う前に、次の3つのポイントをチェックすることがとても大切です。

バッテリーの状態を確認

  • 使用から3年以上経っている場合は要注意

  • エンジンがかかりにくくなってきたら交換検討を

録画モードを見直す

  • 衝撃検知モードにすることで、バッテリー消費を大幅に抑えられる

  • 常時録画は短時間の駐車限定に

電圧カット機能の設定

  • 電圧が12.0V以下で電源オフになるように設定すると安全

  • 設定がないモデルの場合は、外部バッテリー導入を検討

これらを行うだけでも、「朝エンジンがかからない!」というトラブルをかなり防げます

ドラレコ設定と外部バッテリーでバッテリー上がりリスクを軽減

より安心して駐車監視機能を活用したい場合は、次のような「組み合わせ」が効果的です。

🛠 おすすめ運用スタイル:

  • 録画モード:衝撃検知のみ

  • 電圧カット:12.0V設定

  • 録画感度:中(誤作動を減らす)

  • 外部バッテリー:iCELLやユピテル製などドラレコ専用モデルを導入

このように設定すれば、長時間の駐車中も安心して録画ができて、しかも車のメインバッテリーを守ることができます

🎯 結論:
ドライブレコーダーの駐車監視は、設定や補助機器をうまく活用すれば、「バッテリー上がり」の心配なく安心して使えます。定期的なバッテリー点検と正しい設定の確認を忘れずに、駐車中のトラブルをしっかり防ぎましょう!

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